【看護管理者が教える】円満退職をめざした辞め方【看護師の退職】

看護の円満退職ナーシングキャリア

こんにちは、看護師mayaです。主任ナースをしています。

退職を考えたとき、「できたら円満に辞めたいな」と思いますよね。

もちろん退職をすすめているわけではありません。だけど、自分のキャリアプランやライフステージのために退職することはありますよね。

筆者も2度の退職経験があります。

今回の記事は、円満退職したいと考えている看護師さんに向けて書いた記事です。

 

辞めようと決めてからの流れ

①就業規則を確認する
②退職の意向を上司(看護師長、看護部長)に伝える
③退職日の相談を行い、日付を決める
④退職届を提出する
⑤引継ぎを行う
⑥退職

①就業規則を確認する

退職を考えたら、まずは必ず就業規則を確認しましょう。退職手続きに関して記載されています。

私が勤めている病院は「職員が退職しようとする場合は、原則として1ヶ月前までに、所定様式により所属長を経て、病院に退職願を提出しなければならない」と就業規則に記載されています。

法律では、2週間前に届け出をだせよいことになっていますが、基本的には就業規則に従いましょう。


病院は人材配置などを考えるため、就業規則の期間より前(2ヶ月~3ヶ月前ほど)に退職を伝えることが円満退職をめざすためには必要なことです。

新入職員や異動者の教育期間などがあり、半年以上前に伝えられると助かると思われる場合があります。

迷うときは、今までの退職者の話などを知っている人に聞くのもよいかもしれません。

退職日をきめるときには、退職金規定も合わせてみてみましょう。

退職金は3年以上勤務した者など、規定がありますよ。

②退職の意向を上司(看護師長、看護部長)に伝える

退職したい意思を上司(師長や看護部長)に伝えましょう。ほとんどの場合が、師長に伝えてから、看護部長と話をすることが多いようです。

ここで大切なのは、ハッキリと退職の意思を伝えることです。曖昧な場合、引き留められるようなことがあります。うまく伝えられない悩むときは、『退職を渡すのもおすすめです。

退職者が重なる場合は、退職日を希望通りにできないこともあるので、早めに伝えることも円満に退職するコツです。

【退職願の例文】

病院名・所属部署名・氏名・住所

退職願

尊敬する○○○○○様

私、○○○○○は、このたび、退職を自ら申し出ることとなりました。長い間、病院での勤務を通じて、貴院のご指導、ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

このような決断をするに至った理由は、○○○○○○○○○○○○という私自身の都合によるものであります。退職日は、○○○○○○日を予定しております。退職に際しては、引き続き、業務を円滑に進められるよう、精一杯努力する所存でございます。

また、退職後の手続きについては、追ってご連絡申し上げます。今までご指導、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。

敬具 (日付) (氏名)

③退職日の相談を行い、日付を決める

上司と相談し、退職日を決めます。有休の日数や引継ぎなどを考慮し、希望日を伝えましょう。

「どうせやめるのだから、いつにしてもいいだろう」と思うと、円満退職にはなりません。周囲の状況をしっかり理解しておきましょう。

よく分からない場合は、一番信頼できる先輩に相談するのもいいですよ。

④退職届を提出する

職場の所定用紙の提出をしましょう。人事担当に聞くことが、不備なくできます。

⑤引継ぎを行う

後任のスタッフにしっかり引継ぎを行いましょう。

部署の役割や委員会の業務など、最後まで責任をもって取り組むことが大切です。

⑥退職

退職日までしっかり業務に取り組むことが大切です。

お世話になった方には、挨拶をきちんと行いましょう。

退職日に勤務していないスタッフもいるので、挨拶をする予定のスタッフの勤務を確認しておくことを忘れずに。

退職時の菓子折りは絶対ではないですが、感謝の気持ちを伝えるのにはオススメです。

▲このような菓子折りもありますよ

円満退職することで、人間関係を維持する、つぎの職場へ悪いうわさが立たない、などのメリットがあります。

退職後に全く関わりがなくなることもありますが、できるならば円満退職したいですよね。

公的な手続き

以下の手続きも忘れないようにしましょう。

  1. 【雇用保険の手続き】
    退職後は、失業保険の受給資格を確認し、必要に応じて雇用保険の手続きを行います。具体的には、退職届と離職票を提出することで、失業保険の受給資格確認が行われます。
  2. 【健康保険・厚生年金保険の手続き】
    退職後も、健康保険と厚生年金保険には加入が必要です。退職後は、健康保険証や年金手帳を返却する必要がある場合もありますので、事前に確認しましょう。
  3. 【確定申告の手続き】
    退職した年度に受け取った給与・退職金・年末調整の確定申告が必要な場合があります。所得税・住民税の返還額がある場合もありますので、必要に応じて確認しましょう。
  4. 【身分証明書の更新】
    退職後は、社員証や社員証明書といった身分証明書は返却する必要があります。また、退職後に必要な身分証明書の更新がある場合は、早めに手続きを行いましょう。

退職前に、所属している企業や担当窓口に確認してくださいね。

円満退職するための「退職の理由」

給与が低い、業務がきつい、人間関係に不満があるなど、ネガティブな理由も多いはずです。しかし、その理由をそのまま言っては円満退職にはつながりません。かと言って、嘘はつきたくない…と思いますよね。

嘘にならないように、ネガティブな理由をポジティブに言い換えましょう!
「ものは言いよう」です。

・給与に不満がある → 自分のステップアップのために、職場を変えたい


・人間関係に不満がある → 職場を変え、新しいことにチャレンジしたい


・残業が多いなど、業務がきつい → 自分のライフスタイルにあった職場に転職したい etc

嘘を言わず、前向きな退職の理由を伝えることは、自分にとっても職場にとってもメリットです。

将来の自分や家族、職場のために、うまく退職することは大切ですね。

【最後に】円満退職できない・しなくてよいこともある

円満退職は理想ですが、労働環境が悪く、生活や体調を崩しかねない場合は早めに辞めることも必要です。

・長時間労働や過重労働など、労働条件が悪い場合

・パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど、職場環境が悪い場合

このような場合は、我慢は禁物です!自分や家族にとって、最善の働き方を選んでくださいね
決して、「恥」や「忍耐力不足」ではありません!!

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