レポートのタイトルのつけ方が分かりません
タイトルも評価に含まれるって聞いたけど…
書くときのポイントはありますか?
そんな疑問に応える記事です。
筆者でいる私は、現役の看護管理者をしています。
ファーストレベルを受講し、レポートはA判定でした。
今は後輩ナースへレポートの書き方の指導を行っています。
レポートを書いているときの悩みとして、「タイトルがうまくつけれない…」という点があると思います。
私もファーストレベル受講時には、レポートのタイトルをつけるのに1時間以上悩んだことがあります…でも何度、修正しても納得できるタイトルができない…と苦労していました。
しかし、ファーストレベル受講後は、レポートをスラスラ書けるようになりました。今では、看護管理者になり、後輩へレポートの書き方を教えています。
そこで今回は、「レポートのタイトルのつけ方のポイントや注意点」などを解説していこうと思います。
この記事を読むことで、優れたタイトルのつけ方が分かるはずです。
「A判定」のレポートを書きたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
レポートのタイトルをつける3つのポイント
ポイントは下記のとおりです。
・ポイント①:本文を要約する
・ポイント②:簡潔に表現する
・ポイント③:キーワードを入れる
ポイント①:本文を要約する
「一目見て内容が分かるもの」
タイトルを付けるときに、いちばん重要なポイントです。
レポートや論文は、小説とは異なります。小説などは、興味を引くタイトルをつけ、最後まで読まないと肝心な部分が分からないものです。
小説で、最後のオチがタイトルで分かるものはないですよね。
レポートの場合は、タイトルでレポートの核心が分かる内容にしましょう。
レポートの内容が一目でわかるタイトルにするために、抽象的な表現は避け、具体的に書きましょう。
このタイトルからは、看護師が急性期の患者の痛み管理において果たす役割と、そのアプローチに焦点を当てていることが分かります。
ポイント②:簡潔に表現する
タイトルは簡潔で明確にする必要があります。
・目安は20文字
・基本的に記号は使用しない「、」「。」「?」「!」など
もし、長くなるようであればサブタイトルをつけます。
サブタイトルのつけ方
メインタイトルだけでは、長くなる、まとまりにくいなどの場合は、サブタイトルをつけます。
・範囲(論点や時代など)を絞りこむ
・「抽象的なタイトルー具体的な手法・観点ー」という使われ方が多い
ポイント③:キーワードを入れる
レポートの要となるキーワードを、必ず入れましょう。
そのため、レポートの書き出し前に「キーワードの選定」を行っていると、本文やタイトルがブレずに書きやすいです。
>>短時間!ULTRA方式合格レポート わかりやすく効率的な書き方―ファースト・セカンドレベル
タイトルをつける際のアドバイス
以下のやり方を行うと、さらに良いタイトルをつけることができます。
①最後に決める
最後にタイトルをつけることをおすすめします。
タイトルは、本文を要約したものです。
このため、本文を書いたあとにタイトルを決めることで、本文とタイトルがズレるを避けることができます。
書く内容がブレないように、はじめに仮のタイトルをつけておくのもいいですよ。
仮のタイトルをつけた場合、レポートを書いた後、修正・確認を必ず行いましょう。
本文を深く理解した後だと、良いタイトルを思いつくことができます。
②できたら避けた方がよい言葉
間違いではないですが、以下の言葉を、あえて入れる必要はないです。
レポートや論文そのものが「考察」「研究」したものだからです。
・~に関する分析
・~についての考察
・~についての研究
・~についてのレポート
「考察」と言葉を入れるのではなく、考察した内容を入れましょう。
そうすることで、具体的になり、読み手の興味をわかせるタイトルになります。
③論文を参考にする
「タイトルの付け方」を学ぶときに1番よい方法は、先行研究を見ることです。
発表されている論文は、学会の審査などを通過しているため、一定の水準を超えいるものだといえます。
CiNiiやJ-Stageでは、キーワードを入れると、論文のタイトルを知ることができます。
完全に真似することはダメですが、書き方を参考にするのはOKです。
タイトルをつける上で一番大切なこと
「読み手の興味を引くタイトル」
高評価されるタイトルにするために一番大切なことです。
タイトルだけで読みたいと思わせる
読み始める前に「このレポートは、面白そう」と、「関心」や「期待感」を与えましょう
学会へ参加するときや先行研究を読むとき、「この研究読んでみたい」と思ったことはないですか?
研修のレポートでなければ、タイトルを見て興味が湧かないと、本文を読んでくれません。
タイトルだけで、評価者(読み手)の興味を引き込みましょう。
もちろん、タイトルだけでなく本文もしっかりしていないと、ファーストレベルでは「A判定」をもらえません。
レポートの書き方を詳しく知りたい方は、ぜひ「レポートの書き方(例文あり)」もご覧ください。
今回は、レポートのタイトルの書き方について説明しました。
レポートのタイトルの付け方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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