こんにちは。看護師のmayaです。
レポートを書くのが苦手で、どのように書いてよいのか分からない…
と悩んでいませんか?
そんなナースに向けて、レポートの書き方の基本について書いています。
私が実際に、ファーストレベルで「A判定」をとったレポートを紹介しながら、
レポートの書き方の基本について、まとめていきます。
▼こちらの記事にはレポート作成時にオススメな参考本を紹介してます
レポートの書き方の基本
レポートの構成や書き方の基本的なルール
ここではレポートの書く前に知っておくべき基本的ルールについて紹介していきます。
①レポートとは?
与えられた『課題』から『テーマ』を見出すものです。
そして、そのテーマに関して、「問い」を立て、
それについて「客観的根拠」をもとに主張を展開し、
最終的に問いに対して「答える」文章です。
与えられた課題からテーマを導きだすことは、とっても重要!
与えられた課題について、しっかり理解し、考えているかを
レポートを通して評価されるんですよ
以下の例は、私が実際にファーストレベルの「人材管理」で出された課題です。
(一応「A判定」でしたので、少しは参考になるかと…)
②レポートの構成について
レポートは「序論」「本論」「結論」の3部で構成されます。
レポートの構成
1.テーマ
2.本文:①序論(10%~20%)
②本論(70%~80%)
③結論(10%)
3.引用文献、参考文献
それでは各構成について説明して行きますね。
・何を問題と取り上げるか?(問題提起)
・その文章の目的
・要約
序論は、文章全体の構成や流れを決めるうえで非常に重要な役割を持っています
・序論で述べた問題やテーマについて、「論証」しながら議論を展開
・論理的かつ明確な主張を示す
読み手が文章全体の内容や構成を理解しやすく、自分の主張を説得力あるものにします
・序論で提起した課題に対する答えを提示
考察結果を簡単にまとめ、読み手が文章全体の内容を簡単に把握できるようにします
レポートを書くときには
この構成を常に意識して、今自分がどの構成を書いているのか分かっておくことが大切です。
レポートの書き方のポイント
レポートって難しいイメージがありませんか?
書くのって難しそう…私もそう思っていました!
レポートで大切なことは「分かりやすく明確な文章で書く」こと。
そのためのポイントをここでは、6つ紹介していきます。
ポイント①:主役は読み手
レポートを読む主役は自分ではなく、主役は相手です。
×どう伝えるか? → 〇どう伝わるか?
主役を自分(主観的)に書くのではなく、読み手の立場(客観的)で書くことで、読み手が共感できる文章になります。
読み手の立場も考えながら、文章を書いていきましょう。
ポイント②:文は短く
一文をおよそ40~50字程度で、書いていきましょう。
文章を短くすることによって、より明確かつ分かりやすく伝えることができます。
また、短い文章は読みやすく、読者の興味を引きやすくなります。
さらに、簡潔な文章は情報を効率的に伝えることができ、時間を節約することもできます。
一文書くたびに読み返し、短く分かりやすい文章になるように修正していきましょう。
ポイント③:主語を明確にする
読み手が迷わないように主語を明確にしてして書くことが大切です。
とくに、つぎに続く文の主語が変わる場合は省力しないようにしましょう。
ポイント④:ねじれ文に注意
ねじれ文とは、主語と述語の関係が意味的におかしい文のことです。
例えば…
(NG例)このような状況を改善するためには、業務配分を見直し、看護師ひとり一人の業務分担を減らすことである。
↓
(改善例)このような状況を改善するためには、業務配分を見直し、看護師ひとり一人の業務分担を減らす必要がある。
スムーズに書けた!と思っても、けっこうねじれ分になってしまっています…(私の体験談です)
丁寧に読み直して、読みやすい文章にしていきましょう!
ポイント⑤:「事実」と「意見」を分けて述べる
事実と意見が混在すると、読み手が混乱し、内容が正確に伝わりません。
『事実』…客観的な情報。証拠やデータに基づいている
記述:「~である」「~だ」
『意見』→主観的な判断や感情に基づいたもの
記述:「私は~と考える」「~と推測する」
事実と意見を分けて書くには
まずは客観的な事実を明確にして、その後に自分の主観的な見解や感情を述べましょう。
ポイント⑥:接続詞を適切に使用する
「接続詞」を適切に使用することで、論理的な文章を書くことができます。
接続詞を使うことで、次の文の内容を読み手に予測させて、書き手の伝えたいことをより分かりやすくする効果があります。
間違った接続詞を使ってしまうと、読み手を混乱させてしまいます。
適切な接続詞を使って、分かりやすく論理的な文章にしましょう。
ポイント⑦:話し言葉は使わない
「話し言葉」で書かれている文が多いみたいだよ
え?!「話し言葉」で何ですか?
分かりやすい文を書くために自分の言葉で書いているんですが…
レポートでは基本的には「書き言葉」を書くようにしましょうね。
つい使ってしまうので、意識することが大切ですよ
話し言葉とは、口頭で使われる言語の形式で、書き言葉とは異なります。(口語とも呼ばれます。)
日常会話や電話での会話、講演やプレゼンテーションなどで使われますが、
レポートと書くときには書き言葉を!
話し言葉 | 書き言葉 | 話し言葉 | 書き言葉 |
でも | しかし | たぶん | おそらく |
だから | したがって | とても | 大変、非常に |
なので | したがって | だんだん | 次第に、徐々に |
あと | また、さらに | ちょっと | 少し |
いろいろな | 様々な | はっきり | 明瞭に、明確に |
どんな | どのような | しっかり | 十分に |
たくさんの | 多くの | じゃない(か) | ではない(か) |
面白い | 興味深い | ~と言っている | ~と述べている |
いい | よい | 思う | 考える、考えられる |
レポートを書く時には、書き言葉を使って、内容を正確に伝えましょう。
私は、「レポートって苦手…💦」って思っていましたが、
構成やポイントを知ること、たくさん「レポートの書き方」の本を読むことで
書くことができるようになりました。
ファーストレベル受講時に、講師の先生や同期の仲間から、
おすすめされた本が紹介します↓↓↓
実際に私もかなり参考にしました!
レポートがスラスラ書けるようになります
レポートを書く際に参考になる書籍
「文章が苦手…」っていう問題を解決してくれます。文章力を身につけたい看護師さんはぜひ参考にしてみてください!
再履修したくないです…
レポートの書き方をしっかり身につけたいです
私がファーストレベルを受講したときに、教員がすすめてくれた本です。
論理的なレポートを書けるようになりたい方は、ぜひ参考ししてください。
「理科系の作文技術」
ファーストレベルの学びを深める受講前の準備
事前に自己学習しておくことで、効率的に研修を進めていくことができます。
ファーストレベルでは、新しい概念を学び、得た知識をもとに、レポートを書くということを繰り返しおこなっていきます。
そのため、事前に基本的な知識を身につけておけば、研修期間中に学習する時間を減らすことができます。
ファーストレベルの受講生のほとんどが、勤務を行いながら受講していることがほとんどでしょう。
事前に学ぶ内容を知っておくことで、効率的に研修期間を過ごすことができますよ。
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